4月1日に緑公会堂の館長に就任する 久保田 且男さん 港南区在住 60歳
地域への眼差し、熱く
○…「文化や芸術を知って、見て、体験してもらえる場作りを目指していきたい」と意気込む。大学卒業以降ずっと、大手OA機器メーカーで大手法人を相手とした営業畑を歩んできた。同じ会社に再雇用の道もあったが、「地域と深くつながり、経験したことがないことに挑戦したい」と転職。長年のキャリアが買われ、館長に採用された。舞台設営など、新たなことばかりの日々を楽しく新鮮に感じている様子。「みんなで協力しながら、チーム公会堂で運営していく」
○…東京の戸越銀座、いわゆる下町育ち。地域の野球チームやボーイスカウトに入っており、「子どもの頃から地域の人に育ててもらった」と振り返った。「友人の親がやっている定食屋さんでご飯をよくご馳走になったり」と思い出話は尽きない。地域との距離感は近かったようだ。
○…就職後は転勤で全国を転々とした。営業先に足しげく通い、顧客のことを徹底的に知ろうと心掛けた。新聞を毎朝読み、常にアンテナを立てることを忘れなかった努力家だ。「相手の立場になって、粘り強く提案内容を考えていた」と話す。信頼を積み重ね、顧客の満足度を大きくあげていったという。気が付けば、定年を迎えた。仕事で最も長く住んだ場所、横浜。「今度は、地域に向き合い、第二の故郷に貢献したいです」
○…大の釣り好き。三浦半島などによく出掛ける。釣るだけでなく、自分で魚をさばく。「マイ包丁も2本持っています」とにこり。最近はよこはまウォーキングポイントにもはまっており、港南区や磯子区、南区のコースは制覇したそう。もちろん、今度は緑区制覇に挑む。「たくさん歩いて、緑区のことを知りたい」と常に眼差しは地域に向いている。
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