霧が丘バザール実行委員会の代表を務める 田澤 慶曉さん 霧が丘在住 78歳
街をみんなでよくしたい
○…「同じ地域に住んでいるのになかなか交流の場がない。それって、寂しい」という思いから始まったバザール。「単に買い物をするだけの場ではなく、地域住民同士が気軽に触れ合う場になってきている」と笑顔を見せた。地域の住民や店舗が協力し合い、月に1回定期開催するようになった。「みなさんの協力があってこそ」と感謝の言葉を口にしながら「バザールがずっと続いていくことが夢かな」とはにかんで笑った。
○…父が映画制作会社勤務だったこともあり、映画や演劇などに触れる機会が多かった子ども時代。「芝居が好きな母親と一緒に毎月歌舞伎座にも行ってたよ」と懐かしむ。教諭から「声が大きく、明るく元気だから」と言われ、主役に抜擢された学芸会。「みんなで一緒に劇を創るのは楽しかった」と振り返った。
○…大学卒業後、広告会社へ。様々な商品やサービスの良さを伝えることで社会を活性化させる仕事にのめり込んだ。歳を重ねるごとに、ずっと住む街、霧が丘のことにも目が向いた。「自分達の街は、自分達で守ろう」と18年前から霧が丘4丁目防犯パトロール隊で見回りを続けている。活動を通じ、地域住民との交流も増え、街を歩くことで、街の様々な課題も見えてきたという。「みんなが住む街をみんなでよくしていきたい」
○…多岐にわたる地域活動。「でも、本業は”おじいちゃん業”だからね」と孫への愛は強いよう。毎朝、孫2人を学校まで送っていき、校門前で見守りボランティアを行っている。登校してくる児童たちと笑顔であいさつを交わす日々。「それが自身の元気の源にもなっている」とにこり。様々な地域活動を続ける理由を聞けば、明快な答えがすぐにかえってきた。「楽しいからさ」
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