緑郵便局長に就任した 高須 博昭さん 東京都在住 59歳
強い組織を作り、残す
○…4月に緑郵便局局長に就任。自身が組織のために積極的に働きかけてきた過去があり、従業員にも主体者意識を持ってほしいと考えている。実際に局のスローガンである「風通しの良い元気ある緑郵便局」は全従業員から募集したものだ。「言われたことをただ聞く”お利口さん”ばかりの組織は脆い。自分で問題意識をもって挑戦する社員を増やして強い組織を作り、残していければ」と話す。
○…中学1年時から聞き始めた海外のラジオ。はがきを送ると遠く離れた国からグッズが送られてきたことで「海外とつながることができるんだ」と実感し、国際郵便に興味を持った。郵便局に入局してからも研修施設で国際事業について学び、その後国際関係の業務に携わることに。集荷や配送などのシステムで特許を取得し、日本郵便のシェアを拡大させるなど活躍してきた。
○…「私は完全にアウトドア派だから」と話すように、趣味は仲間と楽しむテニス。スイス赴任時には地方大会で優勝経験もあるなど腕前は確かだ。また、プレイヤーとしての活動のほかに、日本郵政グループの女子テニス部部長を務めたことも。部の活動の様子をまとめた動画を作成するなど、部員のために精力的に活動してきた。
○…局では従業員の働きやすさを第一に考えている。着任直後には従業員を対象とした満足度調査、個別対話を実施。社員がどのような思いで働いているのかを同じ目線に立って理解するところから始めた。縁あって一緒に働くことになった従業員には満足して仕事に取り組んでほしいとの思いからだ。「気持ちにゆとりが生まれ、会社のことを考えられる従業員をこれから少しずつでも増やしていきたい」と先を見据える。
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