港南区・栄区版 掲載号:2012年9月13日号
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津軽三味線チャリティーライブ「あいの風」に出演する 澤田成珠(なるみ)さん 東京都町田市在住 36歳

恵みもたらす三味線の音

 ○…港南台の「CoZA(コザ)の間(ま)」で開催される東日本大震災復興支援の津軽三味線ライブに妹弟子の澤田成音(なりね)さんと共に出演する。ライブ名の「あいの風」とは日本海から吹く風で、東北地方で物資の運搬に使われていた北前舟の運行を助け、「恵みをもたらす」ことから名付けた。「時が経てば忘れられがちだが、心に傷を負った人はたくさんいる。長期的に支援を行いたい」とまっすぐな目で話す。

 ○…三味線との出会いは亡くなった祖母の遺品を譲り受けた24歳の時。過去に耳にした津軽三味線の哀愁漂う演奏が印象的で、仕事の傍らの「新たな趣味に」と澤田流の門を叩いた。始めてみると師匠は「なぜか私を経験者だと勘違いして初級の曲を飛ばして教えた」。そのため三味線の伝位試験の直前に「習っていない曲がある」と気が付き、慌てて初級の曲を覚えたことも。無我夢中で練習し、追求する内にその音色と奥深さに魅せられ、いつの間にか「三味線が生活の中心になっていた」と振り返る。

 ○…元々音楽を専門的に学んだこともなく「ピアノはバイエルまで」。穏やかな人柄からは想像もつかないが趣味は剣道や居合、武道といった肉体派。そんな活発さからか、三味線の得意楽曲は今回のライブでも演奏する、曲調の激しい「じょんがら節」。おまけに三味線のボディを撥(ばち)で叩く奏法も師匠から男勝りな音と言われる程の力強さで「元々の性格も関係してるかも」と苦笑いして見せる。

 ○…三味線を仕事にしたきっかけは「母の死」。母はピアノや声楽などを教える教室を開いており、そのイキイキとした姿は「仕事が生きる張りになっていた」。そんな母が病気でこの世を去ったとき「人生は限られている。好きなことを仕事にして、長く続けていきたい」と強く思い、今では東京と横浜で5つの教室を開くまでになった。これからもライブや教室を通して「日本の文化として多くの人に伝えたい」。
 

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