港南区シルバークラブ連合会長に就任した 武馬(ぶま) 雅憲さん 下永谷在住 77歳
楽しむために”有言実行”
○…「楽しみをそれぞれが見つけられるような活動をクラブに浸透させたい」。シルバークラブ連合会は区内に68ある傘下団体を束ね、行事を通じて高齢者が自分らしく活動できる場所づくりを目指す団体。「就任してからほとんど毎日が予定で埋まっている」と軽快に語り、区内の団体との交流や年度計画の作成準備等、多忙な日々を送っている。
○…退職してからは大学時代に打ち込んだヨットを趣味としていたが、体力的に継続が困難に。そんな時、亡き妻からの誘いで下永谷のシルバークラブ「皐月会」へ入会した。そこで総会やカラオケ大会等の行事へ参加。日々の生活にメリハリがついた。10年以上活動を継続し、昨年度に前会長からの指名を受けた。「会長の仕事はパソコン作業も多く、操作になれていないと」と話すが、以前はエンジニアとして働いていた経験もあり、適性は充分だ。
○…現在の趣味は料理。クラブに所属し、月に1回の頻度でケアプラザを拠点に活動している。「道を追求するよりは、とにかく作ってみるという気持ち」とチャレンジを楽しむ姿勢を見せる。連合副会長時代はスポーツイベントの企画・運営をするスポーツ部会の一員としても活躍した。「シルバースポーツ大会」においては、走る動作がある種目から動きの少ない「玉入れ」へ内容を変更。全員が楽しめるように工夫した。
○…「口に出して実現していくことで皆がある程度信頼してくれたのだと思う」とこれまでの活動を振り返る。「クラブの会員数が減少している」と直近の課題を語るが、優先するのはあくまで「楽しむ」ということ。「その姿を見て入ってくる人がいるかもしれない」。これからの活動への指針を示した。