このほど港南区獣医師会の会長に就任した 丸塚 裕紹さん 港南台在住 67歳
組織内外の連携を円滑に
○…港南区獣医師会の3代目会長にこのほど就任した。港南台に動物病院を開業して40年ほどで、獣医師会の活動にも長らく関わってきた。同会が他区に比べても区役所やボランティア団体と連携が取れているのは長年の活動の積み重ねという。「これまで通り、ベテランの先生も若い先生もコミュニケーションが取りやすい今の形を引き継いでいきたい」と語る。
○…同会は野良猫を増やさないための無料不妊手術などに市内でもいち早く取り組んできた。小学校を訪問しての飼育指導は、年に2〜3校という区が多い中で港南区では全校を回り、災害時を見すえたペットの同行避難にも力を入れるなど活動は活発だ。一方で現在の会員数は15人ほど。区内での開業は増えているが、会員数が減少しているのが課題の1つという。
○…神奈川区出身で「あのあたりにもマムシがいたし、ドジョウを捕まえたりして遊んでいた」と幼少期から生き物に触れ、実家では常に犬・猫を飼っていたという。「自然と」獣医を目指すようになり、日本獣医畜産大学(現・日本獣医生命科学大学)で4年間を過ごした。獣医としての理念の1つは、疑問をもたずに帰ってもらうこと。気軽に相談しやすい雰囲気を大事にし、動物・家族に寄り添っている。
○…「動物の健康も予防が肝心。ものを言えないから余計に」と定期的な健診の受診を勧める。胸をなでおろすのは、病院を訪れた動物が無事に帰っていくのを見るときだ。また、ペットが亡くなった後に飼い主が新しいペットを連れてきた時にも特別な思いがこみ上げる。「どんなに長生きをしても動物の命は私たちより短く、それは変えられない。けれど悲しみを乗り越え、また新しい出会いがあったんだなと感じると嬉しくなる」
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