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港南区・栄区版 公開:2022年5月26日 エリアトップへ

書道教室「群遊會」を主宰し、このほど10回目の書展を開く 神山 紅雲さん(本名:神山 嘉代子) 港南台在住 68歳

公開:2022年5月26日

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神山 紅雲さん(本名:神山 嘉代子)

好きな字を好きなように

 ○…港南台を中心に各施設で書道教室の講師を務め、老人福祉センター蓬莱荘では「木遊会」、港南台地区センターでは「自遊会」として活動を続ける。それら5教室を合わせて「群遊會」。60代から90代まで約30人の生徒を抱え、年上の生徒が多い中、「『10回は書展を開くから』。それを合言葉に皆さんを激励してきた」。コロナで2年ぶりとなったが、一つの節目に胸をなでおろす。

 ○…会の名前にもある「遊」の文字には、遊び心をもって書道に親しんでほしいとの思いが込められている。「今から師範になって書道教室を開く?それより、好きな字を好きに書き、好きな額に入れて飾ればいい」。楽しくをモットーにしながら指導に嘘はない。

 ○…愛知県出身。小学生の頃に姉とともに書道に打ち込んだ。「姉は美人で優等生で、劣等感じゃなく自慢だった」。結婚を機に横浜に移り、2人の子どもが生まれたのち、自宅で書道教室を開いた。生徒たちに「賞をとらせてあげたい」との思いで、自身がそうだったように厳格な指導で実績を重ねた。当時と違い、今の教室では大きく方針が変わっている。「お手本がなくても、自分で書を楽しめる方法を見つけてほしい。上手下手なんてなくて評価も関係ない。自分の好きな文字を追求したらいいの」

 ○…県立横浜栄高校の創立の際に校名板を手がけたほか、2016年には神奈川県美術展で念願の大賞を受賞した。「一番欲しかった賞。だからもうあとは、好きなものを好きに書こうって。やりたいことはたくさんあって、命が足りないくらい」。現在は「奥の細道」を題材にして筆を運んでいる。「5年後くらいの書展までに完成出来るかな」。書と向き合うその旅路は、終わりなく続いていく。

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