とどろき水辺の楽校(菅田木一校長)の多摩川野鳥観察会が先月23日、多摩川河川敷で行われた。
同楽校は毎年野鳥観察を行っており今年で10年目。今回も大人、子ども合わせて約30人が参加した。
フィールドスコープという地上望遠鏡と双眼鏡を使い、野鳥を観察。講師のアドバイスのもと、アヒルやオオバンなど多くの野鳥を観察した。10年目で初めてという木に止まるオオタカを発見すると、我さきにと望遠鏡を覗く参加者の姿が見られた。「動物園でも観られない鳥がいた」「近くの多摩川にこんなに鳥がいるとは思わなかった」という声が聞かれるなど、大満足の様子だった。
同楽校の鈴木眞智子代表幹事は「多摩川の形態は毎年変化しているので、鳥のいる場所もいつも変わっている。それがおもしろい」と話した。
なお、同楽校は自然豊かな多摩川を取り戻し、子どもたちの学び・遊び場として活用しようと、川という自然の教育力に着目して開かれた。NPO法人多摩川エコミュージアムと協働で活動している。
問い合わせは二ヶ領せせらぎ館(【電話】044・900・8386)まで。