災害救助訓練が今月17日、中原警察署(新井雅之署長)で行われた。
神奈川県を拠点に活動する救助犬チームの「災害救助犬神奈川」や、同署警備課に所属する直轄警備隊ら50人以上が参加。
災害により、建物に人が取り残された状況を想定し訓練を開始。まず、救助犬が要救助者を探索。素早く力強い動きで発見した。その早さには、参加した署員から驚きや歓声が上がるほどだった。
その後直轄警備隊が、穴を開けて進入口を確保するためのレスキューホースや内部の状況を確認するファイバースコープ、万能カッターなどの工具を使用し、建物内に進入。要救助者を助け出した。
中原署では「阪神大震災から今日でちょうど17年を迎えた。何かあった時には、優れた能力を持つ救助犬と協力して活動をしていきたい」と話した。
なお、災害救助犬神奈川はボランティアとして捜索出動している。県警では平成7年から委託を行っており、災害地での捜索救助活動を行っている。東日本大震災でも出動し捜査協力をした。