大戸小学校(松野剛一校長)で8月22日、校庭にある「ししやま」の修繕が行われた。
昭和44年に作られたことから、”しし”やまと名付けられたという遊び場だが、経年により土が崩れるなど過去に何度か修繕が行われてきた。最近も、土管や桜の木の根が剥き出しになるなど荒れた状態だったため、同校では業者に見積もりを依頼。しかし、数百万円かかるとの試算から予算に見合わず断念していた。
そんな状況を聞き、今年PTAが中心となり発足させたのが「ししやまの会」。22日には、そのメンバーや保護者、教員、児童ら約30人が参加し、午前10時から作業をスタート。猛暑の中、参加者らは約6時間かけて、手押し車やスコップを使いながら、ダンプカーで運ばれた約12トンの赤土で、ししやまを修繕した。
松野校長は「46年前、子どもたちを喜ばせようとししやまを作った方に思いを馳せ作業した。その気持ちは今も変わらず、地域の方と共に大切な子どもたちを育てていきたい」と話した。