中原区版 掲載号:2018年10月19日号 エリアトップへ

こすぎの大学 発足5年、広がる取組み 「妄想旅行」「パパ部」の起点に

社会

掲載号:2018年10月19日号

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2016年10月の授業で、川崎市のロゴを自分色に表現した参加者ら
2016年10月の授業で、川崎市のロゴを自分色に表現した参加者ら

 小杉に関わる人が講師役と生徒役に分かれ様々なテーマで学び合い、街の魅力発見や新たな価値創出につなげる「こすぎの大学」。スタートから5年、これまで延べ70人が講師役として登壇。この授業をきっかけに新たな取組みの輪も広がっている。

 こすぎの大学を運営するのは、会社員の岡本克彦さん(46)ら6人。「もっと街のことを知りたかったし仲間も欲しかった」と、5年ほど前に岡本さんが参加した地元のコミュニティイベントで知り合ったメンバーだ。授業の開催日は毎月第2金曜日。ベンチャー企業の社長や文化人、各分野で特技をもつ人などを講師に招き、生徒は毎回数十人ほどが参加する。授業後は、復習を兼ねた交流会も行う。

 こすぎの大学への参加をきっかけに、新たな繋がりも生まれている。真鍋靖子さん(41)の取組みもその一つだ。子育てで旅行ができない中、旅行気分を味わう「こすぎトラベラーズサロン」を発足。実際に時刻表を見ながら旅行を計画し、妄想して楽しむ。予算や時間に捉われず楽しめるのが魅力という。真鍋さんは「こすぎの大学に参加し、私にもできると思い企画した。意外と共感する仲間も多くて嬉しかった」と振り返る。

 同じくこすぎの大学に参加後、父親が学び合う「パパ部」を始動させたのが堀田友和さん(41)だ。家族を輝かせるためには、子どもの夢を実現させるには等、父親ならではのテーマで語る飲み会を開催。酒の割り材・ハイサワーの会社の女性社長を囲み、酒の愉しみ方などを語らう場も企画した。堀田さんは「面白い取組みの輪が広がっている。こすぎの大学で知り合ったメンバーの繋がりが大きい」と話す。

 こすぎの大学の岡本さんは「立ち上げた当初は、ここまで継続でき、交流が広がるとは想定していなかった。自分の生活も一変し毎日が楽しい」と笑顔をみせる。大々的な告知をせずに、自由参加でマイペースな授業を――。今後の活動をはじめ、新たなコミュニティの誕生にも期待が集まる。

27日、記念イベント

 こすぎの大学5周年記念イベントが、10月27日(土)に中原区役所で開催される。5年間の振り返り、全国に広がるソーシャル系大学を研究する明治学院大学の坂口緑教授の基調講演などを予定。市内で活動するキーマンが連携の可能性について模索する。問合せは、岡本さん(【メール】katuhiko0821@gmail.com)。

こすぎの大学運営メンバーの一人、岡本さん
こすぎの大学運営メンバーの一人、岡本さん

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