中原消防団(布施行雄団長/団員数212人)が6日、夏に起こりうる事故や災害を想定した実技教養訓練を等々力緑地催し物広場で行った。
仕事や家事を終えた夕方、団員らが集まり、中原消防署の隊員の指導のもと、3つのグループに分かれ、消防車両の誘導や緊急走行時の交差点進入方法の確認、はしごの取り扱い方、チェンソー・エンジンカッターの使用方法を確認した。
夏の時季、一般車両は窓を閉め切ってクーラーを付けて運転していることが多いため、布施団長は「サイレンに気づきにくいこともあり、交差点進入の際に事故が多く訓練は重要」と話した。また、はしごやチェンソーの訓練についても「いざという時、慌てて自分たちがけがをしないためにも、知識を身に付けて冷静に対応できるようにしたい」と布施団長。
初めてエンジンカッターを訓練した女性消防団員は「思っていたよりも軽くてスムーズにできたので、私でも操作できることが分かった。地震の際の家屋倒壊などで必要だという事を実感した」と話していた。