夏の交通事故防止運動が7月11日に始まり、それに伴う出陣式と見守り活動が13日に行われた。
20日までの期間中、中原警察署と区、消防署が協力し、ソーシャルディスタンスを保てる見守りを中心に事故防止を呼びかける。13日は、はじめに中原警察署で出陣式を実施。蒲山彰警察署長は「新型コロナの影響で子どもたちへの安全運動が思うようにできなかった。この期間に意識を向上させたい」と話した。その後、蒲山署長と区内の安心安全を目指すユニット「ME(め)ZA(ざ)SH(し)I」を組む、永山実幸区長、飯田康行消防署長もそれぞれの公用車に乗車して、通学路を巡回しながら下小田中小学校に移動。中原交通安全協会と中原安全運転管理者会の会長も参加し、登校する児童を見守った。小西美香校長は「皆さんに来ていただき、子どもたちの気持ちも変わったはず。学校でも学年に合わせた安全教育を進めたい」と話す。
件数は減少傾向
区内の交通事故発生数は2017年に一度増加したが、以降は毎年減少している。中原署によると、17年度は全体で398件、うち小学生が関係したものは27件。昨年度はそれぞれ269件と15件にまで減少。今年はコロナで外出機会が減ったこともあり、6月末時点で99件と2件。鈴木昭人交通課長は「中原区は見守りが活発。とりわけ下小田中は毎日地域の方が四つ角に立ってくれており、ありがたい。今後も皆さんと協力して安全を守っていく」と話した。