多摩区から川崎区まで、市内約18キロメートルを流れる二ヶ領用水。8月7日、市内7カ所で同時にごみを拾う「二ヶ領用水一斉清掃」が行われた。二ヶ領用水クリーンアップ協議会が数年前から開催。今年は全会場合わせて約200人が参加した。
中原区は同協議会に加盟する、シニアのちからネットワーク中原(増渕喜久雄会長)が取り仕切り、23人が参加。マジックハンドを使って川の中のごみも引き上げた。夏休みということもあり、半数近くが小学生から高校生だった。10代の娘と参加した区内在住の阿部康則さんは「初めての参加。想像以上にやりがいがあり、楽しかった」と笑顔。増渕会長は「皆さんが喜んで作業してくれてよかった」と話した。
8年前から月2回、清掃活動を行っているネットワーク中原。当初は1回の活動で90リットルの袋を10個使っていたが、年々減っているという。増渕会長は「今後も清掃を続け、国の登録記念物でもある二ヶ領を守っていきたい」と語った。