下沼部小学校(菅原隆宏校長)で11月16日、教員らによる第44回神奈川県小学校理科教育研究大会の川崎地区大会が開催された。
小学校での理科教育の充実、発展のために毎年行われているもので、今年は川崎市が会場。同校は理科と生活科の学習指導に力を入れており、市教育委員会の研究推進校の指定を受けるほか、国立教育政策研究所の教育課程実践検証協力校でもある。今回は同校と市教育会館を会場に県内の教員が集まり、日頃の研究成果を発表。会場校として3年生から6年生の公開授業を実施した。
「主体的に動き出し、共に学びをつくりあげる子の育成」を研究テーマに掲げる同校。3年生のクラスでは「明かりをつけよう」の単元で授業を実施。ダンボールのロボットの目を豆電球にし、切れた導線の間に何を挟めば明かりがつくのか考えた。児童からはさまざまな意見が上がり、グループで話し合って問題提起も実践。授業後には、教員らが意見交換する分科会も行われた。
菅原校長は「それぞれの単元で力をつけたい資質、能力を1人ひとりの教師が明確にして臨んだことで、子どもたちの主体的な問題解決の姿が提案できたのでは」といい、「来年度は全国大会も行われる。さらに子どもたちの資質、能力が高まるよう努めたい」と話していた。
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