県政報告 市町村を支える神奈川県を目指し 日本共産党神奈川県議会議員団 君嶋ちか子
■特別支援学校、幸区に新設
2022年の成果で印象的だったのは、2月に特別支援学校の新設が発表されたこと。特別支援学校は生徒が増え続け、各校の過大規模が問題となっていました。特別教室や器材室を潰し普通教室にせざるを得ない事態が生じていました。
私は度々支援学校の増設を求めてきましたので、県内2校の新設が決まった時は本当にうれしかったです。その内の一校は、幸区の河原町小学校跡地に決まりました。幸区にはこれまで特別支援学校がなく、中原養護学校の過大規模の一つの要因ともなっていました。
■小児医療費無料化補助引き上げ
11月末、知事は小児医療費無料化補助を小学校6年までに引き上げると答弁。それまで県は県内市町村の小学校入学前までの補助を行っていましたが、その引き上げを求めてきました。県が補助を引き上げると市町村も更なる引き上げが容易になります。
2020年12月、市民からの「県の小児医療費助成制度の拡充についての請願」を採択したのは共産党だけで、本当に悔しい思いをしました。今年の3月にも、私達は小児医療費助成制度の拡充を求めていますが、この時知事は「国が行うべき」と答弁していましたから、今回の決断は嬉しいことでした。
■県の役割
国の不十分な制度を補っていくのも自治体の大事な役割です。この積み重ねは国の制度を変えていくことにも繋がります。広域自治体としての県の役割はコロナ対応で示された『広域性』と『専門性』、そして今回の小児医療費補助で示された『全体の底上げ』です。
これらの機能を十分に発揮する神奈川県を目指して、今年も引き続き県議会で奮闘したいと思います。
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5月10日