狂言でストレス解消 三宅藤九郎さんがセミナー
狂言の呼吸法で健康に―。多摩区の長沢壮寿の里地域包括支援センターで３日、シニアライフセミナー「狂言から学ぶ『声と笑い』のストレス解消術」が開かれた。講師は和泉流狂言師の三宅藤九郎さん。
施設利用者や公募で集まった約40人が藤九郎さんに倣って狂言小謡「鶴亀の舞」を大きな声を出して練習した。
狂言は古典芸能の中で「笑いの芸術」といわれている。「狂言の発声には深い呼吸が必要。その深い呼吸が体にとてもいい」と藤九郎さん。参加者は独特の抑揚に苦労しながらも自分の呼吸と声に向き合った。
藤九郎さんは「笑いを楽しめば心身共に健康になる。講座の内容を日々の生活に役立ててほしい」と話していた。
