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中原区版 公開:2014年3月14日 エリアトップへ

特別対談 震災から3年風化させないために 日本共産党川崎市議会議員 市古てるみ×おおば裕子

公開:2014年3月14日

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 市古/東日本大震災から3年がたちました。今も26万7千人もの人が避難生活を余儀なくされ、復旧・復興など国として不十分な状況です。原発事故は収束するどころか放射能汚染水漏れなど危機的な状況にあり、福島では故郷に戻ることもできずに、被害はいまだに拡大しています。被災地の方々の苦悩に手が届かない政治がもどかしいです。

 私は先月福島に伺い、東北最大の屋内遊び場「ペップキッズ・こおりやま」などを視察してきました。子ども達は、思い切り体を動かし、遊ぶことで成長できます。震災、その直後の原発事故で被災した子ども達をどう救うか、守るか、そして子ども達の成長をどう保障していくか、すぐに立ち上り、行動した人々がいて、その取り組みに大変感動しました。

 大庭/私たちは東日本大震災後、市内で放射線量の測定も定期的に実施してきました。2月には公園を中心に4回目の測定を行いました。放射能汚染がどう変化しているのか、後に大事なデータとして生かしていくことができると思います。また測定していると、ママさんたちから「数値は高いですか」などと声をかけてもらえました。測定をすることで不安を取り除き、原発のあり方について関心を高めるものになると受け止めています。

 市古/今求められているのは、地産地消エネルギーです。福島では「原発に頼らない、自然再生エネルギーの福島」へと、太陽光・熱・小水力・地中熱・木質バイオマスなど多くの取り組みがされています。なぜ、小規模分散化なのか。それはエネルギーインフラとして有効であり、リスク分散になり、また、地域の自然資源を持続的に活用できる等、地域内で資金を循環させ、雇用を作り地域経済を担うことができるからです。川崎でもその可能性は沢山あります。大規模ではなく、小規模で様々な取り組みを実現したいですね。原発は即ゼロしかありません。

 大庭/3月11日前後にテレビや新聞など被災地の特番などが数多く報道されました。しかしその時が過ぎると話題も減り、関心が薄くなることが気がかりです。3月9日に都内で行われた「ノーニュークスデイ原発ゼロ大統一行動」には3万人を超える人が集まり、私も参加してきました。私自身出来る限りこうした行動に参加をして気持ちを奮い立たせて、被災地の方々の思いに少しでも寄り添うことが出来ればと思います。川崎でも9日の行動に呼応して、16日(日)に中原平和公園で「原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」が開催されます。原発を無くしたいと願う幅広い団体・個人が集まります。中原に住む皆さんにはぜひご家族ご近所でお誘いあって足を運んでいただければ幸いです。これからも中原の多くのみなさんと一緒に震災や原発のことを考えていける機会を持てるように心がけていきます。

おおば裕子
おおば裕子
市古てるみ
市古てるみ
視察した屋内遊び場
視察した屋内遊び場
公園で放射線量を測定
公園で放射線量を測定

市古てるみ×おおば裕子

市役所第2庁舎7階

TEL:044-200-3360

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