NPO法人全世界空手道連盟新極真会が主催する『第11回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』が10月31日、11月1日に東京体育館で行われ、新極真会東京城南川崎支部(宮内)の入来建武さん(20歳/東海大)が準優勝した。
4年に1度開催されるフルコンタクト空手の世界最高峰の戦いと言われる同大会。入来さんは3回戦でリトアニアの選手を相手に延長戦までもつれたものの、順当に勝ち上がっていった。迎えた決勝は、昨年の全日本大会の決勝でも相対した島本雄二さんと対戦。試合は一進一退の攻防が続き、延長、再延長までもつれる展開に。判定の結果3―2で惜しくも優勝はならなかった。入来さんは「出せる力は出し切ったので悔いはない。ただ、優勝をめざしていただけに、結果には満足していない」と話す。
入来さんに稽古をつける師範で父の入来武久さんは「初出場の世界大会で準優勝はすばらしいこと。持てる力を全て出し切ったと思う。ただ、相手の方が半歩上だった。若く伸びしろがあるので、今後に期待したい」と話した。