川崎市による技能職の後継者育成事業「技能職に学ぶ」が6日、住吉中学校で行われた。43職種が属する市技能職団体連絡協議会(都倉正明会長)の協力のもと、同校の2年生が職人の仕事を体験した。
住吉中では初めて行われた同授業。生徒らは表具インテリア、着付士、理容師、自動車整備、大工、美容師、生花、製菓の8職種に分かれ、実技体験を通しながら仕事の魅力や実状を学んだ。生花を体験した熊部太郎慶尚(たろうよしなお)さんは「意外と難しく、何十年も仕事を続ける職人のプロの力を感じた」と授業を振り返った。都倉会長は「皆真剣に取り組んでくれた。将来の選択肢として役に立てば」と話していた。