川崎フロンターレのJ1初優勝を記念したパレードが12月10日、川崎市役所から川崎駅周辺にかけて行われた。
パレードに先駆け、市役所第3庁舎前に停車したオープンバスの上で出発式が行われると、中村憲剛選手が「(優勝後の)スタジアムの景色と今日の景色、これが見たかった。フロンターレで15年、この景色を見るためにやってきた。今日は楽しみましょう」と集まった市民、サポーターにあいさつ。表彰式では手にできなかった本物の優勝シャーレを大観衆の前で掲げると、大きな歓声に包まれた。
出発式には、川崎市出身のガールズバンド『SHISHAMO』の3人も駆けつけ、宮崎朝子さんは祝福の言葉とともに「あきらめないことの大切さを学んだ」と話した。
パレードは市役所前を出発して約700m、2台のバスに分かれて選手がファンに優勝を報告した。沿道は約5万人で埋め尽くされた。朝8時過ぎから会場に来ていたというサポーターの福田紀幸さん(36・幸区在住)は「最高。憲剛選手も言っていたけど、また来年も優勝してパレードが見たい」と優勝の味をかみしめていた。