川崎北税務署は12月15日に「税についての作文」で川崎北税務署長賞を受賞した中学生2人を招いて、1日税務署長に任命した。
任命されたのは、中原区の玉川中学校3年の井上由雅君と宮前区の宮前平中学校3年の吉池鈴舞さん。2人は委嘱状を渡された後、川崎北納税貯蓄組合総連合会の萩原ひとみ会長らと名刺を交換した。
さらに、その後は署長訓示として、入賞した作文を同署員に朗読。井上君は税金の歴史などを調べ上げ、税金を公正に扱う必要性を訴えた。また、吉池さんは税金の分配制度で助けられた自身の経験を織り交ぜながら、税金に対するイメージの改善が重要だと話した。
1日署長退任後、井上君は「緊張したけれど、作文で訴えたことが多くの人に伝わって、納税の意味を納得してもらえれば」と感想を話した。また吉池さんは「税務署に関わっている人の多さに驚いたと同時に、その人たちに税金をしっかり支えてもらっているのだなと実感しました」とコメントした。