神奈川県旅館ホテル生活衛生同業組合川崎支部・川崎ホテル旅館組合が50周年を迎え、記念講演などが5月30日、ホテル精養軒で行われた。当日は、同組合の会員のほか月曜会(川崎ホテル連絡会)の会員や来賓など52人が参加した。
記念講演会では、県のインバウンド観光担当者やJTBの社員が登壇。訪日外国人の現状、ラグビーW杯や東京オリパラに対する県の取り組み、民泊情報などについて説明があった。
また、JTBグループが様々な年齢や性別、国籍に関わらず安心して旅行ができる「ユニバーサルツーリズム」の取り組みについて説明。「国別おもてなしポイントと実践編」と題した講演が行われ、様々な国の観光客を迎え入れるホテルの対応などについて講義が行われた。
台湾では特定の日だけベジタリアンになる人が増えるといった話や航空会社が配慮する機内食の話などを聞いた山本会長は「様々な国の風習など、私たちが知らない話が聞けて有意義だった」と話した。講演会の後は、交流会も行われ親睦を深めた。山本会長は「ホテルが増える一方で、老舗の旅館はだいぶ減っている。今回は賑やかな雰囲気で各団体と交流ができて良かった」と振り返った。