神奈川県女子学童選抜野球チーム「YAMAYURI」が、愛媛県で今月開催された「NPBガールズトーナメント」で全国優勝した。
中原区内から選ばれた女子野球チーム「中原ルーキーズ」に所属する竹村愛さん(下小田中小6年)、八尾叶美さん(苅宿小6年)の2人が優勝に導く活躍をみせた。
竹村さんは1番ライトで決勝までの全6試合にフル出場。準々決勝の沖縄ガールズ戦では前の試合で負傷したため代打で出場したものの、ヒットを放ちチームに流れを呼び込んだ。「自分の打ったヒットから打線がつながり逆転できたことが嬉しかった。ピンチになっても笑顔でプレーし続けられたことが良かったのかも」と振り返った。
2番セカンドで出場した八尾さんは、初戦の守備の際に相手ランナーと交錯し首を痛め2回戦を欠場。それでも、3回戦の大阪ベストガールズ戦で復帰すると、4対4で決着がつかずタイブレークとなった8回に、スクイズの場面で得点を決めチームを勝利に導いた。「みんなと協力して優勝できて嬉しかった。強い気持ちをもつ大切さを学んだ」と笑顔をみせた。
中原ルーキーズでは八尾さんが投手、竹村さんが捕手でバッテリーを組む2人。ともに中学でも野球を続けていきたいという。八尾さんがめざすのはイチロー選手や巨人の坂本選手のような「守備もバッティングも上手いプレイヤー」。竹村さんは企業の女子硬式野球部、アサヒトラストの有坂友里香選手に憧れているという。
中原ルーキーズの梅岡秀行監督=今号人物風土記で紹介=は「まさか全国制覇できるとは思わなかったが、2人とも活躍してくれて素直に嬉しい。今後の成長を見守っていきたい」と称えた。