38年続く恒例行事「新春凧揚げ大会」が1月6日、多摩川緑地の宮内地区で行われた=写真。主催したのは川崎市公園緑地協会。毎年、子どもたちの夢と希望を託した凧をあげ、健康に育ってほしいという願いを込め、中原区子ども会連合会(小笠原茂春会長)と協力して開催している。
当日は曇天・強風の寒空の下、各地区の子ども会からおよそ540人の子どもたちが駆け付け、洋凧を揚げながら元気に河川敷を駆け回った。
少年野球のユニフォームのまま参加した佐々木優太君(10)は「糸が絡まって難しいけど、どれだけ高く揚げられるかに挑戦するのが楽しい」と話していた。
また、事前に子どもたちが絵付けをした角凧の品評会も開催。340作品の中から優秀作品50点を選び、表彰式をもって大会を締めくくった。
小笠原会長は「天気がいまいちだったが、親御さん含めて700人ほどの方々が参加してくれた。このような広い場所で凧揚げできる機会もなかなか減ってしまっている。今後も、地域の伝統行事として続けていきたい」と話していた。