上平間第二老人クラブ(青木源司会長)が創立20周年を迎え、1月19日に同町会会館で記念式典が行われた。
会員や地元議員ら50人ほどが出席する中、 あいさつに立った青木会長は「記念誌発行のため編集委員会を立ち上げ、全ての会員が記念誌に登場することを前提に制作してきた。役員や編集委員をはじめ、会員や地域の皆さんの協力のおかげで立派な記念誌ができた」と感謝を述べた。会員らは節目を祝い、親睦を深めていた。
イベント増やし会員減少に歯止め
老人クラブの会員数は全国的に減少傾向にあるという。高齢化が進む一方で、定年の引上げや地域交流の希薄さ、高齢者に見られることへの抵抗感などが一因とされる。同クラブも10年ほど前から減少傾向にあったが、ここ数年は横ばいで推移。昨年は新規会員が5人増え活気に溢れる。
その理由の一つが多岐にわたるイベントの開催だ。パターゴルフ、カラオケ、旅行だけでなく、毎月の定例会後にはビンゴやかるたなどの懇親会を取り入れたことで、定例会への参加率向上にもつながっているという。また、特別養護老人ホームへの歌の慰問活動や公園清掃活動など、ボランティアにも積極的に取り組む。青木会長は「全国でも高齢者の孤独死が問題となっている。家に引きこもり、話す相手もいないようでは心身とも健康によくない。豊かな生活を送ってもらうために、今後も皆さんと楽しいクラブ作りを心掛けていきたい」と話している。