川崎市が今年度創設した、女性の活躍を推進している中小企業を認証する制度「かわさき☆えるぼし」認証企業。今年度は市内24社が認定された。その中から中原区を拠点とする企業5社を順次紹介する。
株式会社電子工学センター(中村義治代表/上小田中7)は、様々な分野でシステム開発を手がける技術者など約200人の従業員が働いている。
人事部の山口泉さんは今回認証された点に、課長職における女性の割合が21%あることや育休取得者が復帰しやすい環境を整えていること、学童保育の支援などを挙げる。
山口さんは「今回の認証で入社を検討している方へのPRになるのでは。既存社員にはこの様な取り組みを積極的に行っている企業として誇りに思ってもらいたい」と話す。
希望に応じた多様な働き方を進める同社。資格表彰制度を設け、業務に関係なくても資格試験に合格した場合に受験費用の2倍を支援している。
また、グループ企業では60歳以上の人をメインに採用している。山口さんは「若い技術者から高齢者まで長く勤める企業をめざしたい」と話している。