かわさき市美術展作品展が3月2日から、川崎市市民ミュージアム(中原区)で開催中。市内で52年続く歴史ある美術公募展で、今回は全231の応募作品から入賞・入選した115点が展示されている。16日まで。
最優秀賞に輝いたのは高津区在住の横山陽一さんの絵画「時代を生きてstay alive88」。88歳で亡くなった母をモチーフにした作品で、幾何学模様を駆使した造形力など独創性が評価された。横山さんは「戦中戦後を生き抜いた母の、笑いあり涙ありという人生の機微を表現したかった」としている。
同展を訪れた渡辺敏さん(47)は「(最優秀作品の)実物は力強く、パンフレットを見た時よりも迫力あった」と話した。
観覧無料。問い合わせは同館【電話】044・754・4500。