2022年アジア競技大会で公式種目となるeスポーツ。先月31日に大阪で開催された「スマッシュボール杯 全国小学生スマブラ大会」で、参加した384チームの頂点に輝いたのが、下河原小学校の3人組「マスクドコッコ」だ。
メンバーは阿部聖士くん、鵜澤柑太くん、馬渡優太郎くん。3人は幼稚園からの知り合いで、小2のときに同じクラスに。ゲームの話題で意気投合して仲良くなった。3人で「スマブラ」をプレイし始めたのは小5から。放課後に馬渡くんの家に集まり、対戦型格闘ゲームに夢中になった。馬渡くんの父親からソフトを作った任天堂が主催する大会を勧められ、出場を決意。地区大会までの1カ月間は、大会の公式ルールを設定して本番を意識した練習に切り替えた。練習中は「失敗してもお互いの悪口を言わない」と決め、操るキャラクターについてアドバイスしたり、それぞれの家に帰ってからもオンラインで練習を重ねたという。
「マスクドコッコ」という名前は鵜澤くんが命名。ポケモンに出てくるキャラクター「マスクドピカチュウ」と「コッコ」を組み合わせ、読みが気に入ったから。チーム名が決まると、絵が得意な馬渡くんが四角いマスクをしたニワトリの絵を作成。その絵を元に、クラス担任だった田中教諭がロゴマークとして書き起こし、お揃いのオリジナルTシャツを作った。
「将来はゲーム関係の会社で働きたい」と話す3人。2連覇を目指しつつ、「勉強もがんばりたい」と話していた。