マレーシアの首都クアラルンプールで9月8日、第1回アジアフルコンタクト空手大会が開催され、区内にある新極真会の空手道場に通う目代結菜さん(16)と飯野駿さん(20)が出場した階級で優勝、吉澤穂高さん(20)が3位に入賞し、優秀な成績を収めた。
この大会は直接打撃制のトップを決める体重別の大会で、アジアを中心とした世界各国から173人が参加。男女が軽量級、中量級、軽重量級、重量級の4階級にわかれ、熱い戦いを繰り広げた。
目代さんは11人が参加した女子軽重量級で優勝。前回優勝した全国大会から約1カ月後の快挙となった。目代さんは大会を振り返り、「追い込み期間が長く辛かったが当日、気持ちの切り替えができたことで自分の組手ができた。自身の成長を感じた」と話していた。また、飯野さんは37人が出場した男子中量級で優勝。決勝戦を延長で制した。「皆の応援が聞こえて気持ちで勝った。ビッグタイトルを獲れて嬉しいが、試合内容には満足していない」と話した。
吉澤さんは24人が出場した男子軽重量級で3位に輝いた。昨年末から1段階級を上げて挑んだ大会で、身体能力を高めるトレーニングを重ねてきた。「勝てると思っていた相手に負けたので、かなり悔しい。海外選手と対戦できたことは、今後の自分にプラスになる経験だった」と話していた。