今井小学校で6月11日、中原警察署の署員による、新入生を対象にした交通安全・防犯指導が行われた。例年、4月に体育館などに集合して実施しているが、今年は3密を避けるため署員が各クラスをまわって指導した。
休校が続き、指導できていなかったことを懸念した今井小が依頼。4月から共同で準備を進めていた。
新入生は124人で、全4クラス。生活安全課は、実際に起きた誘拐未遂事件をもとに作成した紙芝居を用いて、不審者への注意を喚起。交通課は、横断歩道の正しい渡り方について実技を交えて指導した。児童らは時折驚きの声を上げながら、真剣な様子で耳を傾けていた。
指導を見守った小林達也校長は「署員さんから直接指導してもらえると印象に残りやすい。家庭で話題にしてくれるとうれしい」と話した。中原署の担当者は「街の安全は地域一丸となって守るもの。依頼があれば他の学校でも実施したい」と前向きな姿勢を見せた。