神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2020年6月19日 エリアトップへ

”自粛ニモマケズ”つながる里芋 新城で地域の家庭菜園

教育

公開:2020年6月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
花壇で育てる里芋と育成を管理する片山夫妻
花壇で育てる里芋と育成を管理する片山夫妻

 人と会えない外出自粛期間だからこそ、つながりを感じられる場所を作れないか――。そんな発想で始まった家庭菜園が、武蔵新城駅近くの集合住宅「第六南荘」の裏の花壇にある。

 育てているのは、成長にたっぷりの水が必要となる里芋15株。「チームさとこ」と名付けられたメンバーが当番制で毎日、朝夕の水やりをしている。密を避けるため、それぞれ1人や家族のみで訪れて作業を行う。苗を植えた5月10日時点では8人ほどだったが、不思議なご近所のつながりで現在は12人に増えた。

 「なんてことない家庭菜園だけど、自粛期間にピッタリのアイデアだと思って。同じ時間に集まれなくても、みんなで里芋のお世話をすれば、人とのつながりも感じられると考えました」と話すのは、新城で暮らし始めて3年の片山美也子さん(33)。以前から畑作業に興味があったという美也子さんは、夫の浩一さん(32)とともに里芋の育て方を率先して学び、育成の中心的役割を担っている。SNSを駆使して意思疎通を図り、無料画像投稿アプリ「インスタグラム」で成長記録を写真付きで発信している。収穫は9月下旬を予定。「その頃にはメンバーで集まって芋煮会をしたい」と美也子さん。

 浩一さんは「肥料の追加など、日々の作業にできる範囲で関わっていくことが面白い。これまでコミュニティは皆で集まらないと成立しないものだと考えられていたけど、今回の里芋花壇を通して、集まらなくても関係性は維持できると思った」と話していた。

中原区版のローカルニュース最新6

子ども向けフェス

子ども向けフェス

ブレーメン通り商店街で

5月3日

アユ1万匹放流

川崎河川漁協

アユ1万匹放流

親子らでにぎわい

5月3日

着物リメイクで支援

上平間の山本さん

着物リメイクで支援

5月26日 自宅で展示会

5月3日

不登校対策で指針案

川崎市

不登校対策で指針案

5月21日まで意見公募

5月3日

神奈川版が発売

地球の歩き方

神奈川版が発売

全33市町村網羅532ページ

5月3日

一般開放9日から

生田緑地ばら苑

一般開放9日から

3300株が咲き誇る

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook