15年にわたり7作品が上演されてきた「川崎郷土・市民劇」をまとめた『わがまち川崎 市民劇の記録』がこのほど完成した。(公財)川崎市文化財団発行。区内の日本舞踊家・藤嶋とみ子さんが編集委員長を務めた。
市民劇は市制80周年を機に企画。「川崎の三偉人」として知られる田中兵庫や南武線の誕生などを題材に、公募された市民とプロのスタッフで作り上げてきた。本には、全7回の市民劇の上演記録や作品と歴史の検証などが収録されている。
実行委員長や振付師として長年携わってきた藤嶋さん。「中原区は新しい人も多い。川崎市の成り立ちや歴史が詰まった本なので、ぜひ読んでいただけたら」と話している。1冊2千円。FAXで注文受付。名前(フリガナ)、【電話】、〒住所、部数を明記して同財団【FAX】044・544・9647へ。問合せは【電話】044・272・7366へ。