川崎市は6月から、新型コロナの影響を受ける中小商業者に対し、テイクアウトやインターネット通販など新たな取り組みを支援する補助金事業を行っている。今月、当初9月末までを予定していた支援期間を12月末に延長した。
7月末時点での申請件数は約80件で想定数の25%にとどまった。市担当者は「続くコロナ禍で苦しんでいる事業者はまだたくさんいる。申請数にも余裕があったため延長を決めた」と話す。
市内に事業所がある中小企業が始める新しいサービスが対象。経費の4分の3以内で、10万円を上限に補助される。事業期間は最長3カ月で、すでに終了した事業や実施中の事業も申請可能。市予算の上限に達した時点で受付を終了する。
申請の締切は11月末。申請書は市ウェブサイトからダウンロードして郵送で提出。問い合わせは、市経済労働局商業振興課商店街支援係【電話】044・200・2328。