東急東横線の元住吉駅構内に現在、医療従事者へ向けたメッセージが書かれた横断幕が掲げられている。筆文字で「医療従事者の皆さま いつもありがとうございます 共に頑張りましょう 夜明けに向かって出発進行!」と書かれ、乗務員の制帽と検車係員の黄色いヘルメットの写真が添えられている=写真。
昨年5月にコロナ禍で通勤する人に向けて応援ポスターを掲げ、2度目の緊急事態宣言発令を受けて今回は横断幕の掲出を発案。元住吉車掌区の内田明宏副区長は「私たちは、エッセンシャルワーカーの方々の足として、東横線の運行を確保することが使命。職種は違うが、感謝の気持ちを伝えたかった」と話す。乗務員らで「頑張っているすべての方に、お礼を伝えられたら」と文言を考え、同僚から「字がきれい」と評判の加茂睦妃さん(30代女性)が心を込めて筆を走らせた。
駅利用者からも好評で、お客様センターに感謝の電話が届いたり、SNSで話題に上がっているという。横断幕の左下部分に、保育関係者と見られる人からの温かいメッセージが付箋で貼られていたことも。内田副区長は「2月7日までの掲出を予定していたが、要望もあったので、延長を検討している」と話す。
駅前商店街にも感謝の言葉
同駅前のオズ通り商店街とブレーメン通り商店街でも、医療従事者に向けたメッセージが横断幕として、掲げられている。発案者のブレーメン通り商店街の曽根真紀子さんは「医療従事者の方々に少しでも明るい気持ちを届けられればと考えた」と話した。