市立小学校の6年生のために川崎市が企画した「かわさき子ども元気プロジェクト」のイベントが3月9日から11日まで、よみうりランド(多摩区・稲城市)で開催された。遊園地貸切の日帰り行事で1日あたり約4千人、3日間で約1万2千人が参加。日光修学旅行の代替として、笑顔で楽しむ姿が見られた。
初日は中原区と高津区の34校が貸切バスで来園。大谷戸小の齋藤樹君は「何に乗るかみんなで話し合って、観覧車やイルミネーションが楽しみ。修学旅行分の思い出をつくりたい」と話した。市立小学校長会会長の小杉小・佐藤公孝校長は「卒業前にこのようなイベントができ、本当にうれしい。いろんな方の協力に感謝したい」と思いを語った。
10日は幸・多摩・麻生の43校、11日は川崎・宮前の37校が参加。昼食の日光カレーやクイズラリー、著名人からのメッセージ、記念品配布など児童のために多数の企画が用意された。「初めてに近い取り組み。めいっぱい楽しんでもらえる仕掛けを考えた」と同園広報。市担当者は「感染対策を徹底し、(同園の)全面協力で一致団結して実現することができた」と話していた。