春の全国交通安全運動(4月6日から15日)に合わせ、中原区内各地で事故防止のキャンペーンが行われた。
9日は中原警察署や中原区交通安全対策協議会、市建設緑政局、JR東日本ら約20人で平間駅前で啓発活動を実施。踏切付近では、「音が鳴ったら踏切を渡らないで」「自転車も踏切の前で一時停止を」などとルール順守を呼びかけた。踏切から続く信号機のない交差点でも、歩行者優先などを啓発。同協議会の会員で、中原交通安全協会の会長を務める伊藤稔さんは「平間駅周辺は歩行者も車も多い場所。暖かくなって人の動きも活発になってきたので、一人ひとりが安全意識を高めてほしい」と話した。
警視庁と合同も
12日には中原署と警視庁田園調布署が合同で、両者の管轄地域をまたがる丸子橋でキャンペーンを実施した。昨年10月、同所で原付バイクが普通乗用車に追突し、原付運転手が死亡する事故が起きたことを受け企画。啓発パネルを自動車ドライバーの視覚に入るように掲げたり、歩行者や自転車利用者にはチラシを配って安全を呼びかけた。
中原署によると東京都から丸子橋を渡って中原区に入ると、一気に信号機の間隔が短くなるという。大場英彰交通課長は「中原区に入る手前からしっかり減速し、安全確保に努めてほしい」と話した。