新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、夏休みを延長した市内小学校で９月１日、一斉登校で授業が再開された。きょう10日までは午前授業と給食のみ。
新城小学校（伊東芳男校長）では、朝８時前から児童が校門前で待ち構え、開門と同時に校舎へ一斉に歩き出した＝写真。見守る教員は「おはよう。熱は測りましたか」と声をかけていた。
６年生の児童は「友達に会えるので楽しみにしていた。ずっと家だと兄弟とけんかしてしまい、いつもの夏休みと比べて楽しくなかった」と振り返り、新型コロナについては「ちょっと不安だけど、感染対策に気をつけて楽しく過ごしたい」と話した。この日は分散登校は行わず、希望者のみオンライン授業に。支援学級に通う児童の保護者は「正直、今日の登校はすごく迷った。オンラインも考えたが、子どもの心が心配だったので登校させた」ともらした。
伊東校長は「子どもはかかわりの中で育つ。感染対策にこれまで通りしっかり取り組み、子どもたちの命、心、学びを守っていく」と話した。
