元住吉こころみクリニック(大澤亮太代表医師)が9月9日から、住吉会館(木月)で新型コロナウイルスワクチンの集団接種を始めた。毎週火・木・金・日曜で、各日250〜400人を対象に接種を進める。使用するワクチンはファイザー製。市によると、クリニックが会場を借りて集団接種を行うのは市内初という。
同院ではワクチン接種が始まった当初から、通常診療の合間に週250人に接種を行ってきた。武蔵小杉の姉妹院でも、一日あたり400人規模の集団接種を3回実施。会場運営のノウハウを構築していった。
そうした中、大澤医師のもとへ「接種予約が取れない」という市民の声が届くように。「感染が現実味をもって迫ってくる中、元住吉の医療機関として地域貢献がしたいと考えた」と大澤医師。モトスミ・ブレーメン通り商店街や住吉神社の協力を受け、同神社の境内にある会館を借りて集団接種を行うことが決まった。4日と7日は試験運用として各150人に接種を行った。
予約方法は3つ。▽同院ウェブサイト内「キャンセル待ちのエントリーフォーム」に登録し、折り返しを待つ(同院の診察券必須)▽川崎市の接種予約サイト▽同院ウェブサイト内「地域の方限定予約サイト」(9日から運用予定/指定の地域在住者から順次受け付け)
なおスムーズな会場運営のため、電話や窓口での予約・問い合わせは受け付けていないという。