公益社団法人東京都町田市歯科医師会の会長を務める 大滝 正行さん 原町田在住 62歳
何事にも夢中で取り組む
○…「地域の人々の健康を歯から守る」。歯科医学の進歩と地域保健、予防医学の普及向上を目的とする歯科医師会の会長を務めて2期目、現在会員147人の長である。「人数が増えることで出来ることも増える。専門分野を連携していくことが大事。1人でも多く入会させることが、市民のためになる」。そして「病院や診療所、医師会、薬剤師会と協力し、安心して暮らせる街づくりを」と、熱く語る。
〇…生まれは新潟。山や川で遊びまわる活発な男の子だった。勉強は「できた方。学年で上の方だったよ。といっても2クラスしかなかったけどね」とはにかむ。”ものづくり”が好きだった。「手先が器用だったんだ。プラモデルなんかいくつも作ったよ」。それが理由か”定かではない”が、高3の進路相談で「歯学部」を選んだ。
○…卒業後、横浜で勤務医に。「とにかくがむしゃらに働いたよ。1年でも早く開業したかったから」。早く治療を覚えるために休みなしで働いた。たまの休みも他院を手伝いに行き、治療に没頭した。そして1979年、27歳の時に町田で開業。今年で35年になる。「今の109の場所。東急百貨店より2カ月早く建ったんだ」と当時を振り返り、笑う。「勢いがあったね。それだけ必死だったんだ」
〇…奥さんとはインターン時代に知り合い、そのまま学生結婚。独立開業についても応援してくれ、支えてくれた。2人の間には3姉妹。長女は内科医、三女は同じ歯科医になり、今は一緒に働いている。「歯医者はセンスが良くないと」と”自分磨き”も忘れない。釣ってきた魚を自分で調理し、家族や友人に振舞ったり、庭の手入れもこだわっている。さらに「最近は生花を活けたりもしているよ」と照れ笑い。診療に、歯科医師会に忙しい日々だが、もう1人の家族、ミニチュアシュナウザーの「バルムント君」に癒されている。そして「この間ペット雑誌の表紙を飾ったんだ」と、父親の顔でほほ笑んだ。
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