まちだテントサウナキャラバンを立ち上げ、地域課題解決に挑む 彌 一勲(ひさし かずひろ)さん 下小山田在住 35歳
持続可能な「わくわく」を
○...リラックスしたい時、仕事で疲れた時などにサウナ、水風呂、休憩を繰り返し、心身ともに「ととのう」ことをこよなく愛す。「整ったあとは澄み渡った気持ちとすっきりした頭で冷静に目の前のことに向きあえる」。この感じ、地域課題の解決にも繋がるのではないか。「まちだをつなげる30人」という地域課題解決の集まりで、「他者の行動を許容できるまち」を考えていてピンときた。自分の愛するテントサウナを使ったプロジェクトが発動した。
○...本業はケアマネジャー。父が理事長の社会福祉法人嘉祥会で要職に就いている。高齢者や利用者の生活の質を上げること。その目の前の課題は大前提として、介護者、家族、スタッフの生活、生きがいややりがい、社会資源を作り出すためにさまざまなアイデアを生み出す。「みんな自分がわくわくしないと続かないと思うんです。やりたいことをやり、それを面白そうと考える人たちを増やしていきたい」。他者を許容できる社会、すなわち認知症の人にも優しい街になる。
○...生粋の町田っ子。小山田小、中、山崎高校では野球に没頭。将来は野球の道や好きな映画の道も考えたが、家には福祉が身近にあった。社協に勤めていた父のもとに障がいのある人たちが遊びに来たり、祖母の介護をしたり。「自分ができることで、人に喜ばれる」福祉の世界に前向きに飛び込んだ。
○...「テントサウナはわずかなスペースがあればどこでもできる」。市内各地で実行し、郊外のまだ知られていない施設を紹介したり、そこで食べるサウナ飯に地元農家の野菜を使用したり。町田を盛り上げることに精通したメンバーたちと、自分の好きなことでまちを活性化できる。わくわくが止まらない。
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