町田市議会の新議長に就任した 田中 修一さん 小川在住 74歳
市民に近い議会を目指す
○…「積極的に市民に開かれた議会にしていきたい」。9月議会からは、各委員会のインターネット中継や電子表決などが導入される予定で、これらを議会運営委員会の委員長として尽力してきた。新しく導入されるものを活かしながら、さらに改革して推し進めて市民との距離を縮めていければという。
○…横浜市生まれ。8人兄弟の四男。畑仕事も手伝い、農繁期には学校を休んで手伝った。小学校から町田に移り住んだ。物静かだったが体を動かすことが好きで、子どもの頃は野球に熱中し中学校ではキャプテンを務めた。「昔は自然豊かで246号線も車をたまにしか走ってなかった」と振り返る。
○…就職は町田市役所に。職員として35年働き、59歳で退職。総務や市民部の部長を務めた。知人から「市議会議員にならないか」と誘いを受け、熟慮の結果出馬し、初当選した。「職員の時とは違う立場で、それまでの経験を活かしながら市民の役に立てれば」と議員になった理由を話す。議員になると職員のときとはまったく違う環境となったが、「職員のときには分からなかった市民の気持ちなどが市民とより接することで理解できるようになった」という。これまで14年間の議員生活を振り返り「大変だったけど、なってよかった」という。
○…「忙しさが一段落したら、奥さん孝行をしないとね」と笑う。2人とも飛行機が嫌いなので、「鈍行に乗って温泉めぐりがしたいな」。議員に出馬するときも反対せずずっと支えてくれた奥さんへの感謝を話す。今でも体を動かすことが好きで、ダンススポーツ連盟の会長も務めるが、「最近はやはり年だね。ちょっと動くとすぐに疲れてしまう」。楽しみは高2と中2のお孫さん。「孫の成長が楽しみ。どんな大人になっていくのかな」。今後の抱負を「まだまだ市民のために精一杯やっていきたい」と力強く話す。
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