和光大学ポプリホール鶴川「開館記念事業」実行委員会の委員長 中野 利彰さん 玉川学園在住 70歳
仲間と一緒にイベント作り
○…「気軽に楽しめる施設として紹介したい」。12月1日から始まるオープニングフェスティバルへの意気込みを話す。今年3月に公募で集まった11人で手分けして準備を進めてきた。「知らない人たちが集まって、楽しい人たちばかりで、いろいろ勉強になったし、楽しかった。けど本番はこれから、まだまだ大変だよ」。このイベントを通して、市民が利用しやすい雰囲気作りを目指す。
○…テレビCMやイベントの企画を手掛ける。名古屋万博「愛・地球博」のパビリオンでのショーの企画や、ハウステンボスでの3D映像など多くの人たちの日を喜ばせてきた。「業界ではちょっと年寄りになってきた」と話すが、「今後、3D映像の時代がやって来る。目の前に手に触れるほどの映像が届けられるようになったら楽しいよね」と目を輝かせる。手掛けたテレビCMが住んでいた団地に流れた時、窓から見える団地の壁に色が映っていく。「白から青、赤…」。自分がコマ割りした通りに色が流れていく。「日本中に自分の作品が流れていると思って『幸せな仕事をしているな』って感動したよ」
○…学生時代、JAZZに熱中する。ベースを担当し、他のバンドからもお呼びが掛り、プロのステージに立ったことも。就職し、縁遠くなったが、40歳ごろ電車の中で当時の先輩に偶然出会い、再びベースを弾きだした。今でもJAZZを楽しみ、多くの仲間と演奏している。
○…「市民のための施設だと分かってもらえれば」。地元に自分の書斎、居間が出来たと感じてもらえればという。今回が初めての地域の活動。予算や期限など様ざまな制約があるなかで、みんなでアイデアを出し合い、準備してきた。「ボランティアという立場で、できることとできないことがあったが、こういう経験やノウハウを次の人のために残してあげたい」。イベント本番まで気が抜けない日々が続く。
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