町田警察署の署長に就任した 金子 伸司さん 町田市在住 54歳
地域の協力体制築く
○…「小学2年から相模原に住んでいたので、町田は地元みたいなものかな」と笑う。町田署管内はとても広く、また刑法犯、交通事故件数など取扱い件数が多い地域。「ただ、38万人以上の管内人口を考えれば、安全な町ではないか」という。市民の安全・安心の町のために600人以上の署員のトップに立ち、「一緒に汗を流して、そして自治会、町内会などと協力して更なる住みよい町にしていきたい」
○…中学、高校とバレーボールに青春を捧げた。高校では神奈川県ベスト16に輝いた。「当時はミュンヘンオリンピックなどバレーボール全盛期でね。バレーボール一色の毎日だったね」と振り返る。大学進学後もバレーボールを続けた。「サークル活動だったけど、4年間毎日練習して、その仲間は今でも会う一生の友だちだね」
○…大学卒業後、警視庁へ道を進む。「当時は景気が良く、みんなから警視庁を選んでびっくりされたよ」と笑う。警察を志すきっかけは、近所のおじさん。「家族ぐるみでお世話になった人で、警視庁に務め、『人のために働くこと』の大切さを教えてもらった。単純明快だけど、そういう仕事をしたいと進路を決めた」と話す。就職後に剣道と出会う。「始めた当初は苦痛だったけど、いつの間にかに剣道の魅力に取りつかれてしまった」と笑う。今では毎朝、道場で汗を流す。「署員のみんなは、いい迷惑だよね。でも少しずつ参加者も増えてきている。忙しいと思うけど、週一回くらい顔を出してくれれば」
○…「警察の仕事のうち、地域の方たちと協力関係を築くことはとても大切」とこれまでの経験をもとにいう。地域から犯罪をなくすためには、犯人を捕まえることも大事だが、地域と協力して犯罪抑止も大切だという。「自治体との連携はもちろん、市民の皆さんと一緒に汗を流して協力体制を築きたい。その役割が私の大切な仕事」
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