桜美林大学カンボジア教育支援団体『ちょんれーん』代表を務める 木塚 淳(じゅん)さん リベラルアーツ学群 1年 22歳
支えてくれる仲間に感謝
○…「カンボジアに行って衝撃を受けたんです」。19歳のとき、親の勧めもありカンボジアのスタディーツアーに参加した。日本とのギャップに戸惑いながらも一番の心を動かされたのは真っ直ぐな笑顔。「もっとこの国を知りたい。自分になにかやれる事はないのか?」という思いからカンボジア語を学ぶことを決めた。それまで通っていた大学を退学し、カンボジア語を専門的に学べる桜美林大学に特別奨学生として入学。カンボジア支援団体『ちょんれーん』を設立した。
○…小学生から野球を始め、中高で本気で取り組んだソフトボールが体育大学の部活では通用しなかった。「本当に辛かった。大好きだったスポーツも見なくなったし、自分に自信も無くして部屋から出るのさえ怖かった」。『どん底』から這い上がることができたのは両親と友人のおかげと言う。「私が連絡を返さなくなってもずっと気にかけてくれていた友だちがいたんです。両親にも感謝しています。常に自分を見ていてくれて、失敗したらフォローしてくれる。本当にすごい人だと思う」
○…『ちょんれーん』の活動のほか、留学生との交流イベントではキャンプリーダーを務めるなど授業外活動にも積極的に参加する。「カンボジアで幸せについて考えたんです。多くの人に出会い、いろんな経験をしたとき、私は一番幸せだなって」。現地の価値観に触れ日本では気付けなかったものを感じた。『ちょんれーん』の活動でも今の仲間や大学職員、多くの支えてくれる仲間と出会う。「大学生活が本当に楽しいです」と笑顔で語る。
○…将来の夢は未定だがカンボジアにはどんな形であれ関われたらと言う。「食べるのが好きなのでカンボジアに飲食店も出したいし、現地の子どもたちとも関わり続けたい。それに自分は大学で変われたので大学教員にも興味がでてきた」。彼女の夢は多くの人と触れ合い、広がっていく。
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