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町田版 公開:2017年3月23日 エリアトップへ

4月から町田市吟詠連盟の理事長への就任を予定している 川添 多嘉吉さん 成瀬在住 70歳

公開:2017年3月23日

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詩吟の魅力を伝えていきたい

 ○…漢詩や和歌などを独特の節回しで吟ずる(歌う)詩吟の世界に魅せられて半世紀近く。姿勢を正し、お腹から発する声は聞いている側も身が引きしまる。2014年8月に吟照流町田吟誠会を創立、今年の4月からは町田市吟詠連盟の理事長への就任を予定する。

 ○…詩吟の魅力は「腹式呼吸発声法が健康によく、声の衰えを防ぎ、脳の活性化やストレス解消に役立つこと」と話す。声で表現する難しさはあるが、日本の伝統芸能の中で最も奥深いものと信じている。危惧しているのが吟詠を楽しむ人口の減少と高齢化。連盟に所属する会派、会員も毎年減少傾向に歯止めがかからない。理事長を務めるにあたり、より多くの人に詩吟に触れてもらい、その魅力を伝える広報活動に力を入れたいと奮起する。

 ○…これ以外には興味がないと言っていいほど、詩吟に取り組んできた人生。体質が合わないので酒も飲まず、発声法が違うからとカラオケも歌わない。一方で、家のちょっとした修繕や門扉のペンキ塗り等を自身でこなす器用な一面を持つ。「春夏秋冬を肌で感じることができる」と庭いじりもたしなむ。「好きな食べ物はスイカ。夏生まれだから」と口にしたときだけ少年のような笑みを浮かべて表情を緩ませた。

 ○…宗家を務める会には92歳の女性も参加し、30代と思えるほど張りのある声を発する。見た目の優しさや穏やかな表情とは裏腹に、指導するときは厳しいと会員の声。常に「詩を読んで意味を知り、理解して作者の気持ちになって吟じることを教えたい」と思っている。13年からは日本文化詩吟市民講師として町田総合高校で教壇に立つ。伝統文化に触れる選択教科なのだが、生徒たちからは一番人気がないという。その理由は詩吟のことを知らないからにほかならない。まずは子どもから大人まで、年齢を問わずに楽しめる詩吟を知ってもらう。そこから始めたいと考えている。

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