29日から始まる第40回町田市民文化祭の実行委員長を務める 折茂 尚夫さん 玉川学園在住 74歳
町田の文化を盛り上げる
○…今回で40回目となる町田市民文化祭。活性化と若者参加を目指し3年前に発足した実行委員会の副委員長を昨年まで務めた。周年記念を迎える今年、委員長に就任。若者を巻き込む企画や三陸地方の復興応援、ワークショップスタンプラリーなどの特別イベントを立ち上げた。
〇…町田市囲碁連盟に所属。群馬で医者をしながら”田舎初段”と呼ばれた祖父と囲碁好きの父の下で育つが、子ども時代はルールを知る程度。「囲碁は年配の人がするものだと思っていたので」と笑う。幼少期はザリガニや虫を捕まえに野外を走り回り、池に落ちて九死に一生を得たこともある。大人になってもサッカーやアイスホッケーを楽しむなど、体を動かす方が好きだった。仕事は金属関係の技術職。本社勤務になったのを契機に付き合いでゴルフと囲碁を始めた。通勤電車の中で囲碁の本を読みあさり、腕を磨いた。
〇…現在はいくつかの囲碁の集まりに参加するほか、オープンカレッジで古代史を学び、スポーツジムにも通う日々。4千年以上前の古代メソポタミア文明にロマンを感じ、エアロビクスやマシンジムで汗を流す。定年退職した後も「家族から少しは家にいたらと言われる」ほど。これに文化祭に向けた会議や準備が加わり、目まぐるしくも充実した日々を送る。
〇…今年の文化祭は初めて地元サッカーチーム、FC町田ゼルビアとのコラボレーションも実現した。案内チラシに「秋はスポーツも楽しい!」と入れ、試合が無料で見られるクーポンを付けた。11月3日の特別イベントにはゼルビーも来場する予定。文化の祭典にスポーツが融合する新しい試みとなるはずだ。広報活動をしていると、いまだに「初めて知った。こんなことやっているんだ」と驚かれることがある。「町田市民文化祭を機に市民のみなさんに町田の文化を知っていただき、ぜひ参加してもらいたい」
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