国際ロータリー2019―2020年度多摩南グループのガバナー補佐を務める 野川 勇さん 原町田在住 80歳
交流楽しみ「日々充実」
○…東京町田サルビアロータリークラブの立ち上げに携わり、32年間、地域の奉仕活動に精を出している。「精舎児童学園の児童を連れて相模川のマス釣りに行ったり、遊園地で自由に遊ばせたり」。子どもたちの喜ぶ顔が嬉しい。桜美林大学の留学生に法被を着せて御輿を担がせるのは恒例行事。障がいがある子どもたちが気兼ねなく楽しめるように始めたふれあいコンサートも毎年続けている。そんな折、多摩南グループのガバナー補佐という大役を引き受けた。「年に一度、500人以上の会員が一堂に集まるインターシティミーティングを主催します。交流・勉強できる良い機会です。しっかり学んでクラブの活性化に活かしていきたい」
○…原町田生まれ。農地開放で土地を売り、家はスレート瓦製造販売の会社を起業した。5人兄弟の末っ子、「何でもやればいい」と育てられた。高3時、進路を決めるために久美堂で本を買い、「今から受けられるところは…」と調べて入ったのが日本歯科大学。大学院を卒業し、歯学博士に。
○…1970(昭和45)年、31歳でのがわ歯科クリニックを開業。虫歯人口増加の折、毎日忙しく、寝るのは深夜に及んだ。休みの日は大学で講師を務め、専任歯科医師がいなかった町田市民病院の看護学校の講師を5年ほど引き受けた。その仕事を終えるとともに、48歳でロータリアンになる。
○…モットーは「日々充実」。ガバナー補佐となり、各クラブを訪問して回る。今日は八王子、明日は日野。「息子から80歳にして青春しているな、と言われたよ」と嬉しそう。子煩悩な父。二人の娘と末の一人息子は内科医と歯科医になった。その成長を喜び、今、クリニックは息子に任せている。「まだ僕が院長だけど、そろそろ譲ろうかな」
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