警視庁町田警察署長に就任した 東田 修一さん 警視正 56歳
相手に寄り添う心構え
○…このほど町田警察署の署長に就任。「オレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺と交通事故の抑止に重点を置いていきたい」と明言。また管内住民の人口が警視庁で一番多い署の長として「重い責任を負っている」と厳しい眼差しを見せた。
○…町田市内の印象を「地域の方々が非常に協力的で、警察をご理解して頂いている街だと感じた」といい、今後も犯罪抑止、交通事故防止の啓発活動の際には、署と一緒に市民への啓発活動に取り組んで頂きたいと呼びかける。署の課を超え一丸となっての特殊詐欺の啓発活動を高く評価し、「特殊詐欺被害ゼロの町」の早期実現に向けて署員を啓発激励する。
○…青森県下北半島出身。警察官であった義理の兄に体が丈夫なこともあって勧められ警察官の道に進む。高校ではバドミントン部に所属していたが、今はもっぱら署内にある道場で平日の朝、署員らと竹刀を振るう。「日ごろ署長室に出入りする機会の少ない署員とも、道場でなら顔を合わせることができる」と641人の署員を把握する努力を怠らない。
○…今年に入り1日で34件も特殊詐欺に関連した相談が寄せられた日があった。「これだけ電話が寄せられるということは、地域の方に信頼されている証」とキッパリ、しかし犯人グループも手を変え品を変えてくるため「これはおかしい、と感じることがあれば引き続き気軽に連絡を」と言葉を強める。
○…心掛けているのは相手に寄り添うこと。「我々、警察官にとっては同じ事例のくり返しであることも、被害にあったり、相談に来られた方にとっては一生に一度、警察にくるのは特別なこと。相手の立場で問題を解決して欲しい」と就任初日の挨拶の際にも、署員らに伝えた。
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