毎日開く子ども食堂の開設に向けたプロジェクトの代表を務める 關 雅也さん 金森東在住 62歳
子どもたちの未来を創る
○…コンサルタントやセミナー講師、創業支援などにかかわる法人経営を32年続けながら、欠かさなかった児童養護施設への寄付。地元のライオンズクラブで幹事をしたときは、奉仕活動の資金を子どものための福祉へ充てるように働きかけた。「この国では高齢者などに比べると、子どもへの福祉に対する政策が手薄だと感じる」。還暦を過ぎ、日本の将来を担う子どもたちのためにずっと描いていたプロジェクトを立ち上げた。
○…幼少期から町田で育つ。第一小から南中学へ進み、やんちゃだったが学校の成績は優秀だった。入学した生徒の半分が入るほど人気だった卓球部では、学年で5人しか選ばれない1軍のメンバーに。「周囲が楽しく卓球をしているのに、1軍メンバーは毎日基礎トレーニングの繰り返し。上を目指すとはこういうことなんだと思った」。一方、小学3年から参加したボーイスカウト活動は高校3年まで続けた。
○…大学卒業後、縁が合って大人の社交場で人脈を築く。「経済界の大物から大学教授まで、親ほども年の離れた大人たちに気に入られ、多くのことを教えてもらった」。その一人に誘われてロサンゼルスへ。仕事を手伝いながら金融やリスクマネージメントを学んだ。帰国後、東京海上火災に入社し、営業成績トップになって独立。
○…ボランティア活動への思いも強く”ドクターマネー”を名乗り、幅広い支援活動を続けてきた。今の楽しみは音声SNS「クラブハウス」での交流。ここから子ども食堂への支援者も生まれた。東日本大震災から10年の今年。被災地の児童施設へ支援金を持参した。「子どもたちに将来への夢を抱かせられるよう、そして子どもが憧れる大人づくりのためにこれからも尽力したい」
|
|
|
|
|
|